■全国各地で打ち水イベント、猛暑を伝統行事で乗り切る |
猛暑が続く今年の日本列島。日本に古くから伝わる伝統の打ち水で暑さを乗り切ろうという動きが活発になっている。
横浜市の中華街では、7月23日に「YOKOHAMA save the water」プロジェクトとして、「横浜打ち水大作戦」のセレモニーと打ち水活動が行われた。ヒートアイランド対策の一環で、水道局や消防局、中区やファンケル、横浜中華街発展会協同組合などが協力して実施した。今年が2回目の開催となる。
8月1日には横浜赤レンガ倉庫、8月4日には再度中華街大通りでの実施する。
NPO法人の「秋葉原で社会貢献を行う市民の会リコリタ」は8月1日に、東京・秋葉原でヒートアイランド対策・地球温暖化対策啓発イベント「うち水っ娘大集合!2010」を実施する。今年が7年目の実施で、「みんなの力を集結して秋葉原を冷やす」ため、参加者に風呂の残り湯など一度使用した水を持参してもらい打ち水を行う。
秋葉原のメード店スタッフのほか、大丸有打ち水プロジェクト実行委員会が協力し、丸の内のOLや横浜中華街からチャイナドレスを着た店員が参加する。
大阪では、南海難波駅周辺の企業や商店街が中心となり、8月6日から8日までの3日間、環境イベント「なんばエコプロジェクト2010」のなかで打ち水を行う。ヒートアイランド現象について説明するとともに、温度計の測定結果をもとに打ち水の効果について学ぶ「出前ECO講座」なども行う。
連日の猛暑続きで、熱射病や水難事故などが多発しているが、古くからの伝統の打ち水で少しでも過ごしやすくなり、同時に環境問題についても考えるという動きはますます増えそうだ。
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