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■特許庁、地域団体商標「鳴門わかめ」の認定を取り消し

 徳島県漁業協同組合連合会が出願し、2008年1月8日に地域団体商標の登録査定がでた「鳴門わかめ」の登録が取り消されることが明らかになった。南あわじ漁協など瀬戸内海をはさんだ大胆の兵庫県側が特許庁に異議を申し立て、特許庁が登録取り消しの通知書を徳島県漁連に送付した。地域団体商標として登録された商標が取り消されるのは初めてになる。

 「鳴門わかめ」という名称は、鳴門海峡で採れたわかめに関して、兵庫県・淡路島内でも長年一般的に使われてきた名称。 鳴門海峡の潮にもまれたワカメは肉厚で歯ごたえが良いのが特徴で、徳島県では年間約7700トン、兵庫県では約2100トンを生産。また、兵庫県は生産量のうち2、3割を徳島県に卸している。兵庫県産のわかめの生産量は徳島県産に次ぐ全国4位で、淡路島の収穫量が「鳴門わかめ」全体の3割前後であり、徳島県漁連の商標として登録されたことに反発していた。

 今回の特許庁の決定に、徳島県漁連は反論せず、登録された地域団体商標が取り消された初めてのケースとなった。

関連情報:
   地域団体商標「鳴門わかめ」をめぐって、国内初の異議申し立て (2008年6月30日)

2009年7月19日







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