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　食品需給研究センターは、新商品を開発したり販路の拡大に取り組んでいる農林漁業者と食品製造業者の連携を支援し、さまざまな課題解決をサポートする「食農連携コーディネーター（FACO）」をデータベース化した。食農連携などに関連し、現地で開催される講演会やセミナーの講師や、地域連携の中核的な存在や取組の推進役である現地コーディネーターや現地担当者のスキル向上に向けた研修活動の講師を派遣したり、食農連携によるもの作り、販売機会の創出などについてFACOとの連携やFACOからの相手先紹介などを行うほか、FACOによる現地の活性化に向けた戦略構築、商品改良・販売戦略づくりなどによる支援事業を想定している

　食農連携コーディネーター（FACO）とは、Food（食品）、Agriculture（農業）、Coordinator（コーディネーター）の略で、食農連携、食料産業クラスター、農商工連携等に代表される食を通じた地域活性化の取り組みで、現地コーディネーターや現地担当者の様々な場面におけるサポートを目的に、関連する分野において専門的な知識・経験を有し、現地コーディネーターへの指導・助言等を行う専門家、有識者、実務者と定義している。

　大学や研究機関、企業で経験を積んだ食品加工、地域活性化などの専門家をデータベースに登録し、地域の要請に応じて派遣し、商品開発の戦略づくりやマーケティングといった知識を地域に広め、各地域の固有の事情に合わせて戦略づくりを進める。現在、個人FACOは41人と企業は3社が登録されていて、 ブランド総合研究所代表取締役社長の田中章雄も民間シンクタンク・コンサルタントの分野で登録されている。 今年度中に個人と企業で100件にまで増やす予定。