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■郷土愛が最も強いのは“沖縄県”
  都道府県出身者による郷土愛ランキング

 

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 最もふるさとに愛着・誇りを持っているのは沖縄県で、出身者のうち愛着を抱いている人は約9割に上る。ブランド総合研究所が一般消費者を対象に実施した出身47都道府県に対する意識調査でこのような結果が出た。 この調査は地域ブランド調査2010に併せて実施したもので、各都道府県の出身者に対して、出身県の愛着度や自慢度など25項目の設問について聞き、全国3万4257人から回答を得た。

 出身都道府県に対して愛着があるかどうかという質問に対して、5段階評価で回答してもらった結果、最も出身地に対する「愛着度」が高いのは沖縄県で69.2%。沖縄県出身回答者の89.3%が「とても」または「やや愛着がある」と回答、「愛着がない」という回答は0.9%と極めて少なかった。一方で、最も愛着度が低かったのは埼玉県で25.8%。愛着があると回答した割合は68.0%だが、「どちらでもない」と回答した割合が21.1%と47都道府県中最も高い割合だった。

 愛着とは別に、出身都道府県に対して「あなたは出身都道府県を誇れる(自慢できる)か」という設問に対して、最も誇り・自慢に思っているのも、愛着度同様に沖縄県で50.0%という結果だった。次いで北海道(47.4%)、京都府(44.2%)と続く。徳島県は、愛着度が42.1%で47都道府県中22位だったが、自慢度では13.5%で44位と割合、順位とも大きく下げている。徳島県の他、島根県(愛着度39.9%・29位、自慢度13.3%・45位)や青森県(愛着度46.2%・16位、自慢度22.0%・25位)などでも同様の傾向が強く、他の都道府県と比較し、個人的な愛着は強いが、地域外に向けて誇るという意識には乏しいという結果が出た。  

 自慢度に関連して、「出身都道府県のどのようなことが誇り(自慢)に思うか」を聞いたところ、47都道府県の平均では、「海・山・川・湖などの自然が豊かなこと」で51.1%の回答者がそれぞれの出身地の誇る要素として挙げた。次いで、「食事がおいしいこと」が43.4%で続いており、これらの要素がふるさとの誇りの元となっているようだ。

 また、最も自慢度の高かった沖縄県は「海・山・川・湖などの自然が豊かなこと」が83.0%のほか、「人のよさや優しさ、おもてなしがよい」が、64.9%と他県と比べて突出して高い傾向だった。北海道は「海・山・川・湖などの自然が豊かなこと」86.1%、次いで「食事がおいしいこと」が78.0%となっている。京都府は「誇れる街並みや歴史建造物があること」が最も高く70.3%、次いで「伝統芸能、祭り、イベントがあること」が69.2%となるなど、各都道府県で、誇り・自慢の源泉となる要素にはそれぞれの地域の特徴が出ている。  

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2010年10月23日







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