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BRIレポート

■地域ブランド調査2006[市版]結果発表会 レポート第2弾!
  
記念討論「市の魅力度ランキング分析」を詳報!
  地域ブランドの専門家4氏が結果を分析、“課題と対策”を提示

<2ページより続く>

■人形の購入意欲度 
順位  市名  % 
1  京都市  6.1
福岡市  3.8
3  山形市  3.5 
4  盛岡市  2.9 
5  弘前市  2.8 
     
■皮革製品の購入意欲度 
順位  市名  % 
1  神戸市  6.4 
横浜市  5.8 
3  福岡市  2.2 
4  札幌市  1.9 
4  調布市  1.9 
4  豊岡市  1.9 
     
■木工品の購入意欲度 
順位  市名  % 
1  飛騨市  5.7 
高山市  5.6 
3  大川市  5.3 
4  鎌倉市  5.3 
5  網走市  3.9 
     
■金属製品の購入意欲度 
順位  市名  % 
1  堺市  6.9 
関市  5.6 
3  燕市  5.2 
4  三条市  3.7 
5  三木市  1.8 
     
■陶磁器の購入意欲度 
順位  市名  % 
1  伊万里市  23.8 
備前市  17.9 
3  萩市  14.2 
4  有田市  13.9 
5  唐津市  13.3 
     
■ガラス製品の購入意欲度 
順位  市名  % 
1  小樽市  18.3 
函館市  8.8 
3  沖縄市  8.1 
4  札幌市  7.5 
5  長崎市  7.2 

 工業製品の購入意欲度は低い地域が目立つ。各産品のトップを見ても、「人形」で京都市が6.1%、「皮革製品」で神戸市が6.4%、「木工品」で飛騨市が5.7%、「金属製品」で堺市が6.9%。陶磁器の伊万里市、ガラス製品の小樽市など比較的高い地域も見られるものの全体的には低迷傾向であり、その原因についても意見が相次いだ。

工業製品低迷の原因は
“他人の土俵”で勝負しているから

 小出は、「民間企業のブランド戦略に長年携わってきた経験で言うと、ブランドは工業製品で作るというイメージが強い。その点、地域ブランドでは農業のほうがうまくいっていて、工業が低迷しているという意外な結果が出た。原因は、ほとんどの業者が競争の激しいレッドオーシャン市場に突っ込みすぎているからではないか。つまり、自分で土俵を作るのではなく、他人の土俵で勝負するという考えの弱さがそうした結果を招いている。新潟県燕市は戦略を練り直し、キッチン・ダイニングウェアの新ブランド「enn」を立ち上げ、いきなり勝負に行った先がヨーロッパやアメリカ。欧米での日本ブーム乗って自分たちの市場を作り、そこで成功してから日本に持ち込むという戦略を立てている。こうしたマーケティングセンスが大切」と、指摘。

 一方で丁野氏は、「もの作りが縦割りになっているのも低迷の原因。陶器、木工品、食器など一つひとつは素晴らしいが、単独で見せられても生活の中で使用するイメージは沸きにくい。全てを用いて実際の生活で使うシーンをしつらえて提案することができれば、それぞれが輝くことができる」と、話した。

【写真3】工業製品低迷の原因と対策に言及する小出         [拡大表示]
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2006年10月8日

 


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