ブランド総合研究所について | プライバシーポリシー | お問い合わせ
地域ブランド調査2007とは | 「地域ブランド調査2006[市版]]との違いは? | 調査指標一覧 | 調査指標の見方 | 調査対象地域抽出方法 | 調査対象地域について
この調査で分かること | 地域のポジションを知る | 地域のブランドの傾向を知る | 地域のファン(ヒト)を知る | 地域の成長をみる | 地域のブランド戦略をつくる
地域ブランド調査2007結果発表会 | 発表会開催概要
報告書について | 報告書の申し込みについて | 報告書納品までの流れ
都道府県ランキング | 情報接触ランキング | 観光意欲度 | 市区町村のイメージ | 地域資源評価 | 地域別魅力度について | 食品購入意欲の高い地域ランキング
結果速報2007年
subglobal7 link | subglobal7 link | subglobal7 link | subglobal7 link | subglobal7 link | subglobal7 link | subglobal7 link
subglobal8 link | subglobal8 link | subglobal8 link | subglobal8 link | subglobal8 link | subglobal8 link | subglobal8 link

特別分析レポート  第7回

食品購入意欲の高い地域ランキング

 日本全国の消費者が地域に抱く「魅力」。その魅力について、広域レベルではどのような傾向が見られるのだろうか。今回のレポートは、広域レベルでの魅力度の地域別傾向、ならびに経年変化について考察を行っていく。  「××産のこだわり野菜」とか「地域限定××使用の△△」、「××産品フェア」など、地域名を前面に出した食品がスーパーの店頭でも多く並ぶようになってきた。また、売価が他商品の数倍もするような「限定商品」に長蛇の列ができることも少なくない。

 また昨年秋から「地域+商品名」が商標として認められる「地域団体商標」という制度もスタートし、いままさに全国各地で「地域ブランド」の構築合戦が繰り広げられている。

 では、消費者の意識としては、いったいどのくらいの地域産品がブランドとして認識されているのだろうか。

 そこで今年6月から7月にかけて、国内1000市区町村の認知度や魅力度などを全国約3万5000人の回答を集めて実施した「地域ブランド調査2007」の結果を元に、市区町村別食品購入意欲ランキングを作成してみた。

 ランキングは各市区町村の名前を聞いて、「購入してみたい」と思い浮かぶ食品を3つまで書いてもらい、それを集計したもの(回答者全員が1点ずつ記入すれば100点、全員が3点ずつ記入すれば300点=満点となる)。

 その結果、最も食品購入意欲が高かったのは夕張市で59.2点となった。回答者の58.5%の人が夕張市で購入したい食品として「夕張メロン」を記入しているが、メロン以外を答えた人はわずか0.7%にすぎなかった。

 一方、2位となった札幌市(54.5点)の場合は購入したいと答えた商品が多岐にわたっている。具体的には「ラーメン」と答えた人が最も多かったが、その比率は回答者の11.7%。次に多かったのが「カニ」で8.2%、そして「白い恋人」が7.2%など、多くの商品が想起されている。

 今回の調査で上位を占める市区町村には大きく2つのタイプに分けられる。1つは夕張市のように、1〜2品だけで想起全体の90%以上を占めるほど、非常に強いブランド産品を有している市区町村で、青森市(りんご)、米沢市(米沢牛)、魚沼市(米)、松阪市(牛)などがそうだ。またこれらの商品は突出した魅力を有しており、他の地域の商品より価格プレミアムがついているケースが多い。

 もう1つは札幌市のように強いブランド産品を複数有している市区町村で、京都市(八橋、漬物、和菓子など)、名古屋市(味噌カツ、きしめん、ういろう、ひつまぶしなど)、函館市(かに、いか、うに)などがある。これらは価格プレミアムはそれほど高くはないが、その市町村の魅力度が高いケースが多い。

 スーパーなどの売り場で今後地域ブランドの商品を取り扱う場合、前者のような場合は最も突出した商品を中心に据えて、それに関連・付随した商品を並べるのが効果的だろう。一方で、後者の場合はその地域の産品を数多く揃えて「京都フェア」のような売り場で地域自体を演出すれば、集客効果や売上への寄与が期待できるだろう。

■食品購入意欲度ランキング

順位 魅力度順位 市区町村名 道府県名 具体的に記入された食品で最も多かったもの
      全国平均 4.3  
1 (235) 夕張市 北海道 59.2 メロン
2 (1) 札幌市 北海道 54.5 ラーメン
3 (12) 仙台市 宮城県 54.4 牛タン
4 (2) 京都市 京都府 54.2 八つ橋
5 (15) 名古屋市 愛知県 51.0 味噌カツ
6 (4) 函館市 北海道 43.2 カニ
7 (16) 長崎市 長崎県 42.9 カステラ
8 (71) 青森市 青森県 38.0 りんご
9 (85) 喜多方市 福島県 36.7 ラーメン
10 (51) 広島市 広島県 35.9 もみじ饅頭
11 (121) 甲府市 山梨県 35.4 ぶどう
12 (14) 福岡市 福岡県 35.2 (辛子)めんたいこ
13 (43) 浜松市 静岡県 35.0 うなぎ
14 (131) 米沢市 山形県 34.6
15 (11) 那覇市 沖縄県 34.3 ちんすこう
16 (157) 魚沼市 新潟県 34.2 米(コシヒカリ)
16 (44) 下関市 山口県 34.2 ふぐ
18 (89) 松阪市 三重県 34.0
19 (135) 秋田市 秋田県 32.0 きりたんぽ
20 (84) 静岡市 静岡県 31.7 お茶
21 (128) 宇都宮市 栃木県 31.4 餃子
22 (294) 草加市 埼玉県 31.1 せんべい
23 (5) 小樽市 北海道 30.8 寿司
24 (70) 宇治市 京都府 30.6 お茶
25 (3) 横浜市 神奈川県 30.2 しゅうまい
26 (94) 小田原市 神奈川県 30.0 かまぼこ
26 (115) 水戸市 茨城県 30.0 納豆
28 (6) 神戸市 兵庫県 29.9
29 (83) 宮崎市 宮崎県 29.8 マンゴー
30 (179) 山形市 山形県 29.6 さくらんぼ
 

■産品ブランドの類型 

1品突出型 夕張市(メロン)、青森市(りんご)、米沢市(米沢牛)
    魚沼市(米)、松阪市(牛)    
複数安定型 札幌市(ラーメン、洋菓子、魚介類など)
    京都市(八橋、漬物、和菓子など)  
    名古屋市(味噌カツ、きしめん、ひつまぶしなど)
    函館市(かに、いか、うに)    

 

ブランド総合研究所について | サイトマップ | プライバシーポリシー | お問い合わせ | ©2008 Brand Research Institute, Inc.