■田中章雄のブランド戦略日記 Vol.28
「いい芳賀いちご夢街道」 最高級のとちおとめ |
JAはが野から、最高級のとちおとめが商品化されました!
なんと大玉のいちごが1箱15粒入りで、価格はなんと8000円。今年1月19日から発売(初出荷)になりました。
このいちごは、JAはが野で大玉で食味の最高品質の「はが野こだわりとちおとめ」で、三越百貨店、紀ノ国屋、明治屋で販売され、数量は1日に5箱以内です。
栃木県では県内の農産品や飲食店、販売店、観光資源などを活用したブランド戦略として「食の回廊」の構築を目指していますが、その一環として「いい芳賀いちご夢街道」の整備に取り組んでいます(食の回廊とは県内に複数の街道を整備し、それらを循環させることで県全体を活性化しようと言う取り組みです)。
その「いい芳賀いちご夢街道」の構築の中で、関係者は産地内のいちごの中で最高品質のいちごを生産できる農家さん(生産者)を探し出して、協力してもらうことから始めました。そして生産者と一緒になって最高品質のいちごの企画、栽培方法などにこださり、ついに商品化にこぎつけたというわけです。
こうした最高級の産品を作る目的としては、
1.産地のイメージアップにつなげる(PR効果)
2.生産者の意識改革(人材開発)
3.品質管理の仕組みにつなげる(品質管理)
4.新たな販路の開拓(販売支援)
などがあります。もちろん、単なる話題づくりに終わってしまわないように、継続的な取り組みにつなげることと、最高級品以外の商品にそのイメージや品質管理などを生かせるような仕組み・組織作りが重要。これらを戦略的に取り組まれたときには、この最高級の商品はきっとその地域の「シンボル」となり、その地域の活性化につながるはずです。
「県のイメージが低い」と嘆く栃木県ですが、県を構成するそれぞれの市町村や地域のブランドを構築することの方がはるかに重要です。こうした取り組みが活性化していけば、きっと県全体の活性化につながると思います。
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バックナンバー:
Vol.29 究極のグルメ・コラボレーション開催!
〜世界の注目を浴びる3名の天才シェフによる夢の料理祭典〜 (2009年1月28日)
Vol.28 「いい芳賀いちご夢街道」 最高級のとちおとめ (2009年1月28日)
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Vol.26 地域ブランドをめぐる2008年の10大ニュース(2008年12月24日)
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Vol.24 「電子メールは地域活性化に不可欠!」〜メールの悩み10選。情報過疎化とイメージダウンにご注意を〜(2008年11月4日)
Vol.23 地域ブランド調査2008、「産品は伊万里市が1位、輪島は2位に。富良野と小樽は上昇」
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(2008年10月14日)
Vol.20 地域ブランド調査2008、観光意欲度ランキングでトップは?
(2008年10月6日)
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(2008年9月18日)
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(2008年8月19日)
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(2008年8月4日)
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(2008年6月23日)
Vol.9 地域ブランド・ブログの作り方
(2008年6月16日)
Vol.8 ご当地ヒーローの効果 (2008年6月9日)
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〜着地主導型の新たなビジネスモデルを検討・事業化へ〜 (2008年6月2日)
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